もし、隣の会社も自社と同じAIを使っていたら、どこで差がつくでしょうか。
資料をきれいにまとめる。文章を速くつくる。会議の内容を要約する。便利な使い方を考えることは大切です。でも、それだけで「お客様が自社を選ぶ理由」が生まれるわけではありません。
あなたの会社が、これまでお客様と何を話し、何を知り、どう応えてきたか。その積み重ねには、他社と同じではない強みがあります。
AIを使うなら、その強みを活かしたい。Magic Momentが取り組んでいるのは、まさにこの部分です。
お客様が買う理由は、製品の説明だけではわからない
たとえば、同じ製品を検討している二つのお客様を想像してください。説明のための架空の例です。
一方のお客様は、現場の人が足りず、運用に手間をかけられないことを心配しています。もう一方のお客様は、本社では使えそうでも、複数の事業部へ広げる際に情報管理のルールを守れるかを気にしています。
どちらにも、同じ製品説明はできます。ですが、選んでもらうために確かめ、応えるべきことは違います。
同じ製品でも、選んでもらうために応えることが違う
架空の顧客A
「運用に手間をかけられない」人手が足りない現場。導入後に誰が、どれだけ作業するかを確かめたい。
架空の顧客B
「部門をまたいでも、情報を守れる?」複数事業部へ展開したい本社。誰が何を見られるか、管理の条件を確かめたい。
熟練した担当者は、これまでの会話を思い出して提案を考えるでしょう。誰が何を心配していたか。以前の提案が進まなかったのはなぜか。今回は何が変わったのか。
この知識を、次の担当者も、関連部門も、AIも、必要なときに使えるでしょうか。
一人の担当者だけが覚えているなら、その人が毎回説明する必要があります。会話を録音していても、録音が一つずつ保存されているだけなら、どの話が今の提案に関係するかを確かめなければなりません。
会社の強みとして使うには、お客様との話を、そのお客様の経緯として残すことが必要です。
あなたの会社だから知っていることがある
お客様が本当に気にしている条件。導入を決めるまでに必要な確認。表向きの要望の背景にある、現場の事情。
こうした情報は、公開されている会社紹介を読めばすべてわかるものではありません。あなたの会社が、相手と向き合ってきたからこそ知っていることです。
一般的なAIに、製品説明だけを渡して提案を頼んでも、その顧客固有の事情まで根拠にすることはできません。AIに考えてほしい仕事があるなら、考えるために必要な事実を使える状態にしておきたいのです。
それは、単に情報をたくさん集める話でもありません。「去年はこの条件で見送った。でも今は変わっている」とわかれば、以前とは違う提案を考える材料になります。「誰が困っているか」がわかれば、話を聞くべき相手を考えられます。
お客様を理解してきた積み重ねが、次に何をするかへつながる。これが、会社の知識をAIと一緒に活かすということです。
ただ集めて、AIにつなぐだけでは使えない
ここで、企業ならではの難しさがあります。
大切な情報ほど、どこにでも置けるわけではありません。見せてよい人と、見せてはいけない人がいます。部門によって仕事の進め方も違います。これまで使ってきたシステムには、その会社のやり方が組み込まれています。
だからといって、AIに合わせるために全部を取り替えるのは簡単ではありません。新しい道具を増やした結果、現場の仕事が増えてしまっても困ります。
企業が必要としているのは、自社の知識を活かせて、ルールを守れて、日々の仕事で使える仕組みです。
Magic Momentが選ばれる理由は、この難しさを組み合わせて解いていくことにあります。
Magic Momentが、お客様の会社に合わせること
会社の強みを活かすために、四つを一緒に考える
お客様との話
会社の知識として残すその顧客の事情と経緯に結び付ける。
会社のルール
守ったまま使う必要な人が、許された情報を使えるようにする。
いつもの道具
仕事の中で使うTeamsや、すでに使っている顧客管理を活かす。
会社の仕事
進め方に合わせる営業の流れと、判断したいことから設計する。
現場で生まれた話を、そのお客様の情報にする
Magic Moment Playbook Captureは、商談や電話、メールなどの内容を記録し、お客様や案件の情報として整理するための機能です。Salesforceなど、すでに使っている顧客管理のシステムへ反映できます。[1]
入力の手間を減らすのは、その入口です。大切なのは、現場でしかわからない話を、会社が次に使える情報として残すことです。
守るべき情報を、守ったまま使う
お客様との交渉内容を、全社員に見せたいわけではありません。担当者や組織に応じて、使える情報の範囲を決める必要があります。
Magic Momentは、役割や組織に基づく権限制御を案内しています。接続先や利用する範囲を確かめ、その会社の条件に合わせて導入を進めます。[1][2]
何でも共有することでも、何も使えなくすることでもなく、必要な人が必要な情報を使えるようにする。そのための設計です。
いつもの道具と、その会社のやり方を活かす
Teams上での操作や、Salesforceの企業独自の項目・データ構造への対応は、Magic Momentが提供する機能の一つです。[1][3]
すでに使っている道具や、仕事の進め方を活かせれば、現場が情報を残すために仕事をやり直す負担を見直せます。どの業務まで対応するかは、現在の環境を確認して決めます。
製品を渡して終わらず、業務に合わせてつくる
何を記録すればよいかは、その会社が何を判断したいかによって変わります。部門ごとの営業の進め方や、上司が確認するタイミングも、会社ごとに違います。
NTTデータCCSの公開事例では、自社の営業プロセスに合わせた設計と、一緒に作り上げる支援体制が、Magic Momentを選ぶ決め手になったと述べられています。[4]
会社を道具に合わせるのではなく、その会社の仕事に合う仕組みをつくる。業務を理解することと、製品を導入することを、一緒に進める姿勢です。
大きな企業が選ぶ理由も、そこにある
機能の多さより、「自社で使えるか」が選定理由になっている

2026年1月20日の導入発表
既存環境・権限・支援体制Salesforceのカスタムオブジェクト、大企業で運用する権限設定、早期成果を支えるカスタマーサクセス体制。[5]

公開インタビュー
自社の戦略と営業に合う設計事業ごとの営業プロセスに合わせた設計の柔軟性と、一緒に作り上げる支援体制。[4]
NECへの導入を発表した2026年1月20日の公開情報には、営業1,000名規模での導入開始とともに、選定の理由が書かれています。
すでに使っているSalesforceの独自のデータ構造に対応できること。大企業で運用できる権限設定。早く成果につなげるための支援体制。これらが評価されたと発表されています。[5]
AIで何ができるかに加え、「自分たちの会社で使えるか」が、選ぶ理由になっているのです。
NTTデータCCSでは、営業の進め方を共通の言葉で議論し、事業戦略に結びつけて話せるようになった変化が報告されています。一方で、現場への定着は道半ばであることも述べられています。[4]
一つの導入で、会社のすべてがすぐに変わるわけではありません。現場で使い、確かめ、その会社の力にしていく。そこまでを一緒に考えることが必要です。
AIに合わせて、会社の強みを捨てない
あなたの会社には、顧客との長い付き合いがあるかもしれません。独自の営業の進め方や、守るべき情報管理のルールがあるかもしれません。
それらを、AIを使うための邪魔な条件として片付けたくはありません。顧客から信頼され、仕事を積み重ねてきた会社の現実です。
Magic Momentは、その現実を出発点にします。お客様との関係の中で得た知識を集め、使える形にし、会社のルールと普段の仕事につなぐ。[1][2]
その知識を、次の提案や判断へ活かす。担当者の経験だけに留めず、会社として使える力にする。
AIを導入することを目的にせず、自社が持っている強みを、これからも活かせることを目的にする。 そのために、Magic Momentは選ばれています。
経営・事業責任者・情報システムの視点で詳しく検討したい方は、「AI時代の競争優位をつくる、企業固有のデータ」へお進みください。
出典・参照資料
相談する
自社の強みを活かすために、どこから始めるか
今のシステムや業務のまま、どの情報を残し、どの提案や判断へ使えるか。まずは、あなたの会社が困っていることからお聞かせください。資料や要件をすべて揃える前でも、導入の進め方をご相談いただけます。