Magic Moment

STALLED LEADS / COMPANY CHANGES / FIRST MESSAGE

休眠リードの掘り起こしは、相手が動いた日に。

採用が増えた。中期計画が出た。担当役員が替わった。休眠リードを起こすきっかけは、こちらの配信の予定ではなく、相手の会社の変化です。いつ起こすかは変化で決め、何を話すかは止まった理由の記録で決めます。

マーケティング戦略Revenue PlatformMagic Moment 編集部約9分
STALLED LEADSTHREE RECORDS
WHY止まった理由最後の会話・約束
CHANGE相手の変化採用・IR・人事
REACTION反応返信・断り・時期
3つを重ねるDECIDE THE TIMING
営業の採用が増えた中期計画が出た担当役員が替わった
WAKE UP相手が動いた日に、
止まった理由の続きを
いつ起こすかは変化で、何を話すかは記録で

展示会で交換した名刺。半年前に失注した商談。資料請求だけで終わった問い合わせ。

多くの会社は、こうした休眠リードに、まとめて同じメールを送ります。けれど、送る側の都合で送っても、相手の時期が来ていなければ、また眠ります。

Magic Moment の考え方は一つです。いつ起こすかは、相手の会社の変化で決める。何を話すかは、止まった理由の記録で決める。 営業の採用が増えた、中期経営計画が出た、担当役員が替わった。こうした変化は、以前「時期が早かった」話が「今」に変わる合図です。

この記事では、Magic Moment が休眠リードを掘り起こすときの進め方を、そのまま書きます。

休眠リードとは(休眠顧客との違い)

休眠リード休眠顧客
指すもの接点はあるが、商談や取引に進まないまま止まっている見込み客過去に取引があり、購入や利用が止まっている顧客
展示会の名刺、資料請求、ウェビナー参加、失注した商談契約が切れた顧客、注文が途絶えた顧客

どれくらい動きが無ければ休眠と呼ぶかに、決まった基準はありません。自社の商談の長さに合わせて、「最後の接点から半年」のように決めておきます。

掘り起こしは、3つの記録を重ねて決める

THREE RECORDS

止まった理由、相手の変化、反応。3つを重ねる。

WHY IT STOPPED

止まった理由の記録

最後に何を話したか

どこで止まったか

次の約束は何だったか

WHAT CHANGED

相手の会社の変化

採用の増加

IR・中期計画

人事・組織の変更

HOW THEY REACTED

反応の記録

返信・断り

断りの理由

次に連絡してよい時期

DECIDE

いま起こす相手と、一通目

変化があった会社から

止まった理由の続きを

短く、断りやすく

Magic Moment が休眠リードを掘り起こすときの考え方を図にしたものです。

1. 止まった理由の記録。 最後に何を話し、どこで止まり、次に何を約束していたか。商談・電話・メール・訪問を入力なしで記録する Magic Moment Playbook Capture を使っていれば、この記録はそのまま残っています。無い場合は、名刺、メール、商談のメモを一か所に集め、理由が読み取れないものは「分からない」として始めます。

2. 相手の会社の変化。 採用の増加、IR や中期経営計画の発表、役員や部長の人事、資金調達。Revenue Platform は、443万社の企業データと、採用・IR などの買いのきざしで、連絡する相手と時期を確かめています。[6] 休眠リードの一覧に、この変化を重ねます。

3. 反応の記録。 送った後に、返信があったか、断られたか、その理由は何か。断りも、次に連絡してよい時期も、残しておけば次の判断に使えます。Revenue Platform では、活動と成果を日次で確認できます。[6]

相手の変化と止まった理由で、一通目を決める

変化と理由の組み合わせで、一通目の中身は変わります。

相手の会社の変化過去に止まった理由一通目で伝えること(例)
営業職の採用が増えた時期が早かった「営業の方の採用を増やされていると拝見しました。以前ご相談いただいた○○を、体制が広がる今の時期に合わせてご提案できます。」
中期経営計画・IR で新しい目標が出た予算が無かった・優先順位が低かった計画の中の目標(例: 新規顧客の売上の比率)に結びつけて、話題を一つだけ出す
担当役員・部長が替わった担当者が替わった新任の方へ。「前任の○○様と、△△についてお話ししていました。今はどなたがご担当か伺えますか。」
資金調達・M&A優先順位が低かった調達の使い道(営業体制、新しい事業)に合う話だけを出す
変化は見えない次の連絡が無かった「前回△△のご要望を伺ったまま、こちらからのご連絡が止まっていました。」と正直に書き、続きから話す
変化は見えない分からない「今もご関心があるか、一言だけ伺えますか。ご不要でしたら、今後のご案内を止めます。」

どの一通も、短く、断りやすくします。断りの返事も、次の判断に使える記録です。

「次の連絡が無かった」は、自社の側で防げる止まり方です。Harvard Business Review に2011年に載った研究では、米国企業2,241社に試しに問い合わせたところ、1時間以内に返したのは37%で、23%は一度も返しませんでした。米国の42社が受けた125万件の問い合わせを調べた別の研究では、1時間以内に連絡しようとした企業は、1時間遅れた企業に比べて、決裁に関わる人と中身のある会話ができた割合が約7倍でした。[1]

連絡してよい相手かを、先に確かめる

広告や宣伝のメールには、特定電子メール法がかかります。原則は、あらかじめ同意を得た相手にだけ送れる、という決まりです。ただし、名刺などの書面でメールアドレスを知らせてくれた相手は、同意がなくても送れる例外に当たります。送るときは、送信者の名称や受信拒否の連絡先などを表示し、受信を拒否した相手には送りません。[2][3]

個人情報保護法の面では、個人情報保護委員会が、所属を明らかにして名刺交換した相手に自社の広告宣伝のメールを送ることは「取得の状況からみて利用目的が明らかであると認められる場合」に当たると示しています。一方で、申込書やフォームで集めた連絡先を新しいサービスの案内に使うことは、自明の利用目的に当たらない場合があるとしています。[4] 資料請求のフォームで示した利用目的を、先に確かめてください。個別の判断は、自社の法務に確認してください。

Magic Moment の進め方

  1. 01
    集めて、外す

    名刺、失注した商談、資料請求、ウェビナーの参加、過去の問い合わせを一か所にまとめ、同じ会社・同じ人は一つにします。既存顧客、競合、連絡しない相手を外します。

  2. 02
    止まった理由をつける

    記録から、止まった理由を読み取ります。読み取れないものは「分からない」にします。

  3. 03
    相手の会社の変化を重ねる

    採用、IR・中期計画、人事、資金調達などの変化があった会社を上にします。

  4. 04
    変化と理由に合う一通目を送る

    上の表を目安に、組み合わせごとに中身を変えます。

  5. 05
    反応と理由を記録し、次の時期を決める

    返信、断り、その理由、次に連絡してよい時期を残します。この記録が、次の休眠を減らします。

公開事例: 掘り起こし案件の商談率 3.2倍

富士フイルムイメージングシステムズ様

止まっていたリードへの継続的な追客

掘り起こし案件の商談率 3.2倍商談数は約2倍。Magic Moment Playbook と Revenue BPaaS(当時の名称)の公開事例です。[5]

富士フイルムイメージングシステムズ様のクラウド事業部では、最初のフォローから進まないまま取り残される案件が課題でした。継続的な追客で、以前は商談に結びつかなかったリードが新たな商談の機会として戻り、掘り起こし案件の商談率は従来の3.2倍、商談数は約2倍になったと公開事例で説明されています。[5]

Revenue Platform で掘り起こしを任せる場合

自社の手が足りないときは、掘り起こしの実行を Revenue Platform に任せられます。

  • 決めていただくこと: 対象(休眠リードの一覧、または狙う企業)、連絡しない相手、成果と認める地点(商談化から受注・売上計上まで、自社の基準で決められます)、月の予算と成果単価。[6]
  • 標準で含まれること: 連絡しない先を除いた対象リストの作成、メールや電話などの営業活動、日程の調整、成果の引き継ぎ(成果と判定した根拠と、次の対応に必要な要点)、活動と成果の記録。[7]
  • お支払い: 基本は、条件を満たした商談の分だけのお支払いです。固定の単価表はありません。成果の条件と商談の難しさに応じて、案件ごとに決まります。

休眠リードだけでなく、まだ接点の無い重点企業にも、同じ仕組みで取り組めます。掘り起こしの費用を、展示会やアポ代行と1件あたりで比べる方法は「BtoBの商談獲得の方法」にまとめています。

よくある質問

休眠リードとは何ですか?休眠顧客との違いは?
休眠リードは、名刺交換、資料請求、ウェビナー参加、失注した商談などで接点を持ったものの、商談や取引に進まないまま動きが止まっている見込み客です。休眠顧客は、過去に取引があり、購入や利用が止まっている顧客を指します。どれくらい止まったら休眠と呼ぶかは、会社ごとに決めます。
休眠リードを掘り起こす方法は?
一斉に配信するのではなく、3つの記録を重ねて、いま起こす相手を決めます。過去の接点のどこで止まったかの記録、相手の会社の変化(採用、IR・中期計画、人事、資金調達など)、送った後の反応の記録です。いつ起こすかは相手の変化で決め、何を話すかは止まった理由の続きから決めます。
休眠リードに連絡するきっかけは、何にすればよいですか?
相手の会社の変化です。営業職の採用が増えた、中期経営計画やIRで新しい目標が出た、担当役員や部長が替わった、資金調達をした、といった変化は、以前は時期が早かった話が今に変わる合図になります。変化が見えない相手には、短く断りやすい一通で今の関心を尋ねます。
名刺交換した相手に、営業のメールを送ってもよいですか?
特定電子メール法では、名刺などの書面でメールアドレスを知らせてくれた相手は、同意がなくても広告・宣伝のメールを送れる例外に当たります。送信者の名称や受信拒否の連絡先などを表示し、拒否されたら送らないことが必要です。個人情報保護委員会も、所属を明らかにして名刺交換した相手に自社の広告宣伝のメールを送ることは、利用目的が取得の状況から明らかな場合に当たると示しています。個別の判断は、自社の法務に確認してください。

出典・参照資料

  1. [1]Harvard Business Review「The Short Life of Online Sales Leads」(2011年)hbr.org
  2. [2]消費者庁「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」caa.go.jp
  3. [3]総務省・消費者庁「特定電子メールの送信等に関するガイドライン」soumu.go.jp
  4. [4]個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」に関するQ&A(Q4-16、Q4-17)ppc.go.jp
  5. [5]Magic Moment 富士フイルムイメージングシステムズ様の事例magicmoment.jp
  6. [6]Revenue Platform 専用サイトrevenueops.jp
  7. [7]Revenue Platform「標準サービスとオプション・料金」revenueops.jp
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名刺、失注、資料請求、ウェビナー参加など、今ある接点と欲しい商談の条件を伺い、起こす順番と進め方を整理します。