Magic Moment

COPILOT FOR SALES / SETUP / SALESFORCE

Copilot for Salesの導入は、5つの画面。答えの質は、記録で決まる。

Microsoft Copilot for Sales(2026年の名前はSales agent)をSalesforceで使い始めるまでの手順を、Microsoftの展開ガイドの順に整理しました。誰が、どの画面で、何を設定するか。待ち時間と、つまずく所も。

営業成果創出プロセスMagic Moment PlaybookMagic Moment 編集部約18分
Magic Moment編集部の概念図
Microsoft 365 Copilot
管理者の最初の問い誰が、どの画面で、何を設定する?
MICROSOFT 365 / TEAMS展開ライセンス、ピン留め、文字起こし
SALESFORCE接続APIの有効化、接続アプリ
SALES AGENT読む範囲オブジェクト、用語集、概要
設定の後に残るもの

Salesforceに、何が入っているか。

実際の製品画面ではありません。

Microsoft 365 Copilotを入れた。Salesforceもある。Copilot for Sales(2026年の名前はSales agent)を営業に使わせたい。そのとき情報システムと営業企画が最初に知りたいのは、「誰が、どの画面で、何を設定するのか」です。

この記事は、Microsoft Learnの展開ガイドと手順書を出典に、Salesforceを使う会社の導入手順を一つにまとめます。Microsoft Learnの日本語版は機械翻訳のため、画面の項目名は英語版の表記で載せます。名前、ライセンス、できることは「Microsoft Copilot for Salesとは」にまとめています。[14]

導入の全体像:誰が、どの画面で、何をするか

設定する画面は5つです。

担当画面すること
Microsoft 365の管理者Microsoft 365 管理センター利用者にMicrosoft 365 Copilotのライセンスを割り当て、Sales agentを展開する[1][2]
Teamsの管理者Teams 管理センター設定ポリシーでSalesをインストールしてピン留めし、会議の文字起こしを有効にする[1][3]
Salesforceの管理者Salesforceの設定利用者のAPIを有効にし、接続アプリ「Microsoft Power Platform」の設定を確かめる[1][6]
Power Platformの管理者Power Platform 管理センターSalesforceコネクタを許可し、msdyn_viva環境のロールを割り当てる[1][5]
Salesforceの管理者OutlookまたはTeamsのSalesアプリの設定Copilotのチャットに読ませるSalesforceのオブジェクト、用語集、取引先・商談の概要を設定する[4][8]

始める前にそろえるもの

項目内容
ライセンス利用者ごとにMicrosoft 365 Copilot[1]
SalesforceのエディションSales CloudのProfessional以上[10]
Microsoft 365側の役割テナント管理者(Microsoft 365 管理センターからの展開)と、Teamsの管理者(設定ポリシーの作成)[1]
Salesforceの管理者の権限ユーザープロファイルに「すべてのデータを変更(Modify All Data)」または「データ統合の管理(Manage Data Integrations)」。権限セットではなく、プロファイルに付ける[5][8]
Salesforceの利用者の権限APIの有効化(API Enabled)[1][6]
ブラウザWeb版のOutlook・TeamsからSalesforceにサインインするときは、ポップアップを有効にする[9]

管理者の手順

Microsoftの展開ガイドは10の手順です。[1] 順番のまま、設定する画面と注意を並べます。

  1. 01
    OutlookとMicrosoft 365 CopilotにSales agentを展開する

    Microsoft 365 管理センターの Agents > All agents で「Sales」を選び、Deploy を選びます。利用者またはグループを選び、権限を承諾して完了します。既定は固定の展開で、利用者は自分で外せません。[2]

  2. 02
    Teamsにインストールしてピン留めする

    Teams 管理センターの Teams apps > Setup policies で設定ポリシーを作り、Installed apps と Pinned apps に「Sales」を足して、営業のグループに割り当てます。[3]

  3. 03
    Teamsの会議の文字起こしを有効にする

    Teams 管理センターの Meetings > Meeting policies > Global (Org-wide default) を開き、Recording & transcription の Transcription をオンにします。文字起こしが無い会議からは、会議の要約が作られません。[1][3]

  4. 04
    利用者の権限を確かめる

    Sales agentは、Salesforceの既存のアクセス制御と利用者の権限に従います。利用者には、SalesforceでAPIの有効化(API Enabled)が要ります。[1][6]

  5. 05
    Power PlatformでSalesforceコネクタを許可する

    msdyn_viva環境にデータ損失防止(DLP)のポリシーがある場合は、Salesforceコネクタを許可リストに入れます。[1]

  6. 06
    Salesforceで接続アプリを確かめる

    Salesforceの設定の Managed Connected Apps に「Microsoft Power Platform」があることを確かめます。OAuth Policies は、Permitted Users が「Admin approved users are pre-authorized」または「All users may self-authorize」、IP Relaxation が「Relax IP restrictions」、Refresh Token Policy が「Refresh token is valid until revoked」。Session Policies の Timeout Value は「None」です。[1]

  7. 07
    最初の利用者がサインインする

    最初の利用者がOutlookまたはTeamsのSales agentからSalesforceにサインインすると、Sales agentのデータを置くmsdyn_vivaという環境が自動で作られます。この環境は、消したり編集したりしません。Sales agentが動かなくなることがあります。[1]

  8. 08
    表示する項目を整える(任意)

    Sales agentの管理者設定で、OutlookとTeamsに表示するSalesforceの項目と、利用者が編集できる項目を決めます。[1][8]

  9. 09
    Microsoft 365 Copilotのチャットで使えるようにする

    管理者設定の Sales Chat を開き、Copilotのチャットに読ませるSalesforceのオブジェクトを決めます。この設定ページを一度も開かないと、初期化が始まりません。[4]

  10. 10
    営業に案内する

    展開ガイドには、営業担当者に送る案内メールの文例があります。最初の操作は、Salesforceへのサインインと、アプリのピン留めです。[1]

待ち時間

設定を終えても、すぐには画面に出ません。Microsoftの文書に書かれている時間は、次のとおりです。

HOW LONG IT TAKES

展開してから、画面に出るまで。

6時間OutlookのリボンにSales agentが出るまで(最大)
24時間アドインが利用者に表示されるまで(最大)
48時間Outlookと他のMicrosoft 365アプリに出るまで(最大)
15分Salesforceの権限の変更がTeamsに反映されるまで(最大)
Microsoft Learnの展開ガイドと手順書に書かれた時間です。[1][2][5] 実際の時間は、環境で変わります。

48時間を過ぎてもOutlookに出ない場合は、メールボックスのポリシーで公開添付ファイルの処理が有効になっているかを確かめます。[10] Salesforceの権限を変えた後、Outlookでは利用者がSales agentから一度サインアウトして入り直します。[5] 用語集の更新が使えるようになるまでは、最大15分です。[4]

利用者の最初の操作

  1. Outlook(またはTeams)でSalesを開き、サインインを選びます。[9]
  2. CRMへのサインインで Salesforce CRM を選び、Salesforceの環境を選んでサインインします。確認の画面で許可を選び、Salesforceの資格情報でログインして、アクセスを許可します。[9]
  3. Microsoft 365 Copilotを開き、エージェントの一覧から「Sales」を選んで質問します。[11]

TeamsのSales agentとSalesforceの接続は、OutlookのSales agentを通じて管理されます。[3] 会議の準備の機能は、全画面のチャットでだけ使えます。1回の答えで返るSalesforceのレコードは、最大30件です。[11]

つまずく所

起きること原因直し方
展開したのに、OutlookにSales agentが出ない反映に最大48時間かかる。過ぎても出ない場合は、公開添付ファイルの処理が有効になっていない48時間待つ。過ぎたら、メールボックスのポリシーで公開添付ファイルの処理を有効にする[10]
Salesforceにサインインすると、APIのアクセス許可を求めるエラーが出る利用者のSalesforceで、APIが有効になっていないSalesforceのプロファイルで「API Enabled」を付ける[6]
CopilotのチャットにSalesは出るが、答えに営業のデータが入らないSales Chatへのアクセスがオフになっている。または、読ませるオブジェクトが設定されていない管理者設定のアクセス設定と、Sales Chatの設定を確かめる[4][7]
Salesforceの権限を変えたのに、反映されないOutlookは、入り直すまで変わらない。Teamsは最大15分かかるOutlookでSales agentからサインアウトして、入り直す[5]
メールの上にSales agentの案内が出ない。会議に自動で追加されない利用者が自分でアプリを入れた管理者がMicrosoft 365 管理センターから展開する[2]
管理者設定が開けない管理者の資格情報でサインインしていない。または、Salesforceのプロファイルに権限が無い「すべてのデータを変更」または「データ統合の管理」を、プロファイルに付ける[8]

Copilotに読ませる記録を準備する

設定が終わると、Sales agentはSalesforceとMicrosoft 365のデータを読めるようになります。読む範囲は、次のとおりです。

  • SalesforceでSales agentが読むのは、管理者が設定したオブジェクトです。カスタムオブジェクトも追加できます。追加したオブジェクトは、すべての列が対象になります。[4]
  • 取引先と商談の概要に入るメモとやり取りは、既定で過去4週間、最大で12週間です。[4]
  • Salesforceでは、同義語(シノニム)の設定は使えません。社内の言葉は、用語集に登録します。[4]
  • Outlookのメール、Teamsの会議とメッセージを読むには、Microsoft 365 Copilotのライセンスが要ります。[11]

つまり、設定を終えても、Salesforceに無い会話は答えに出ません。対面の商談、電話、名刺交換、Teams以外のオンライン会議で決まったことです。[11]

Magic Momentは2026年9月17日、Salesforceの顧客・案件情報をMicrosoft Copilotで活用する連携機能の提供を発表しました。Microsoft Teamsでのオンライン商談と、Playbook Captureで記録した対面の打ち合わせを、Salesforceの取引先、取引先責任者、商談、カスタムオブジェクトに紐付けて蓄積します。議事録を単独のファイルとして残すのではなく、どの顧客の、どの案件の会話かが分かる営業情報にします。[12]

CAPTURE → SALESFORCE → COPILOT → OUTCOME置き換えず、Copilotが読める営業情報を増やす
CUSTOMER TOUCHPOINTS対面Teams電話メール
Magic MomentPlaybook Capture

会話を集め、営業項目へ構造化する

SalesforceSalesforce

顧客・案件・活動・結果を持つ

Microsoft 365 CopilotCopilot

準備、提案、フォローに使う

人が確認して実行→顧客反応と結果を戻す↺
実際の接続方式と利用できる機能は、Microsoft 365・Salesforce・Magic Moment Playbookの契約、管理者の設定、対象データに応じて確認が必要です。

Copilot連携は現在β版で、パッケージをインストールする形で提供しています。価格と導入期間は、対象人数・接続範囲・セキュリティ要件に応じて個別に提示します。[13]

導入のチェックリスト

確認すること確かめる所
利用者にMicrosoft 365 CopilotのライセンスがあるMicrosoft 365 管理センター[1]
SalesforceがSales CloudのProfessional以上であるSalesforceの契約[10]
Sales agentを管理者が展開した(利用者が自分で入れていない)Microsoft 365 管理センター[2]
TeamsにSalesがピン留めされ、会議の文字起こしがオンになっているTeams 管理センター[3]
利用者のSalesforceで、APIが有効になっているSalesforceのプロファイル[6]
接続アプリ「Microsoft Power Platform」の設定が、展開ガイドのとおりになっているSalesforceの設定[1]
Sales Chatの設定ページを開き、読ませるオブジェクトを決めたSales agentの管理者設定[4]
対面・電話の会話が、Salesforceの取引先と商談に紐付いて残っているSalesforceの活動と商談

注記:Microsoftの機能・名称・画面・提供条件は変更される可能性があります。本記事の記述は、各出典の2026年9月27日時点の内容に基づきます。Microsoft Learnの日本語版は機械翻訳のため、画面の項目名は英語版の表記で載せています。Microsoft、Microsoft 365、Microsoft Teams、Microsoft Copilot、Outlook、Power Platform、Salesforceは各社の商標または登録商標です。Magic Momentの連携機能はMagic Momentが提供するものであり、各社による推奨・認定を意味するものではありません。

よくある質問

Copilot for SalesをSalesforceで使うには、何を設定しますか?
5つの画面で設定します。Microsoft 365 管理センターでライセンスの割り当てとSales agentの展開、Teams 管理センターでインストールとピン留めと会議の文字起こし、SalesforceでAPIの有効化と接続アプリ「Microsoft Power Platform」の確認、Power Platform 管理センターでSalesforceコネクタの許可、Sales agentの管理者設定でCopilotのチャットに読ませるオブジェクトの設定です。
導入してから使えるようになるまで、どれくらいかかりますか?
Microsoftの文書では、展開したSales agentがOutlookのリボンに出るまで最大6時間、Outlookと他のMicrosoft 365アプリに出るまで最大48時間です。Salesforceの権限の変更は、Teamsへの反映に最大15分かかります。全体の期間は、会社の環境と承認の手続きで変わります。
Salesforce側で必要な権限は何ですか?
利用者には、APIの有効化(API Enabled)が要ります。Sales agentをカスタマイズするSalesforceの管理者には、ユーザープロファイルに「すべてのデータを変更(Modify All Data)」または「データ統合の管理(Manage Data Integrations)」の権限が要ります。権限セットではなく、プロファイルに付けます。
展開したのに、OutlookにSales agentが表示されません。なぜですか?
反映に最大48時間かかります。48時間を過ぎても出ない場合は、メールボックスのポリシーで公開添付ファイルの処理が有効になっているかを確かめます。利用者が自分で入れた場合は、メールの上の案内が出ず、会議にも自動で追加されません。
設定が終われば、対面や電話の商談もCopilotが答えられますか?
いいえ。Sales agentが読むのは、Salesforceに記録された内容と、Microsoft 365の中のデータ(Outlookのメール、Teamsの会議とメッセージ)です。対面の商談や電話で決まったことは、Salesforceに記録が無ければ答えに出ません。Magic Moment Playbook Captureは、対面・オンライン会議・電話・メール・名刺などの顧客接点を集め、Salesforceの活動、商談、取引先、カスタム項目・カスタムオブジェクトへ構造化して戻します。

出典・参照資料

  1. [1]Microsoft Learn「Salesforce CRM のお客様向けの Sales Agent デプロイ ガイド」(2026年6月23日更新)learn.microsoft.com
  2. [2]Microsoft Learn「OutlookとMicrosoft 365 Copilotに Sales エージェントをインストールする」(2026年6月23日更新)learn.microsoft.com
  3. [3]Microsoft Learn「Teams に Sales エージェントをインストールしてピン留めする」(2026年3月9日更新)learn.microsoft.com
  4. [4]Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilotで販売エージェントを設定する」(2026年8月25日更新)learn.microsoft.com
  5. [5]Microsoft Learn「営業エージェントを使用するための必要な特権」(2026年5月6日更新)learn.microsoft.com
  6. [6]Microsoft Learn「Salesforce CRM に接続してログインした後のエラー」(2026年5月14日更新)learn.microsoft.com
  7. [7]Microsoft Learn「Sales エージェントの機能のアクセス設定を構成する」(2026年5月8日更新)learn.microsoft.com
  8. [8]Microsoft Learn「Sales エージェントの管理者設定」(2026年7月6日更新)learn.microsoft.com
  9. [9]Microsoft Learn「Outlook から CRM にサインインする」(2026年3月9日更新)learn.microsoft.com
  10. [10]Microsoft Learn「セールス エージェントに関する FAQ」(2026年8月7日更新)learn.microsoft.com
  11. [11]Microsoft Learn「Microsoft 365 Copilot で Sales エージェントを使用する」(2026年8月6日更新)learn.microsoft.com
  12. [12]Magic Moment「Salesforceの顧客・案件情報をMicrosoft Copilotで活用する新連携機能を提供開始」(2026年9月17日)magicmoment.jp
  13. [13]Magic Moment「SalesforceとMicrosoft 365 Copilotの連携」magicmoment.jp
  14. [14]Magic Moment「Microsoft Copilot for Salesとは」magicmoment.jp
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