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Zoom/Meet/Teams の進化が止まらない!Web 会議ツールを営業の自動記録に使う方法

公開日: 2025/05/21著者: Accel 編集部

この記事の要約

文字数: 1,705 |読了時間: 約2
  • Web会議ツールだけで“商談自動記録”は可能 Zoom・Meet・Teamsに標準搭載の録画・文字起こし機能を活用し、追加コストを抑えつつ営業DXを実現

  • 営業の“入力地獄”を抜け出す具体手順を解説 録画→文字起こし→AI分析→CRM連携→アクション生成まで、ノーコードでPoC構築が可能

  • 議事録ツールとは目的が違う!売上に直結する自動記録へ 単なる記録ではなく、「リスク検知」「ネクストアクション提案」まで自動化することで営業生産性を劇的改善

  • CRM/SFAでは限界、次世代の5大要件で差が出る 名寄せ・連携・分析・ガバナンスなど、今後の営業プラットフォームに求められる要件を網羅

  • 記録は“手間”ではなく“武器”に変わる時代へ 自動記録+AI解析により、営業は「記録する人」から「売上を生む人」へ──そんな転換を支える選定のポイントも紹介

1. はじめに──“便利そう”の一歩先にあるコスト最適化

近ごろ「商談をまるごと AI が自動記録してくれる」という専用ツールが続々と登場している。たしかに魅力的だが、Zoom・Google Meet・Microsoft Teams・MIitel には録画や文字起こし機能が標準搭載されており、実は多くの機能が重複しているケースが少なくない。

もちろん専用ツールには専用の UI や追加レポート機能もある。

そもそも会議ツールにすでにコストを払っている中、営業のためだけに、機能差もなく投資規模も違う個別最適のツールに、ライセンス料を払い続けるのは本当に合理的だろうか。まずは既存インフラを最大限に活かし、そのうえで不足分をどう補うかを考えたい。

本稿では、

  • 営業現場で顕在化する 入力地獄の実態
  • 自動記録ツール選定で陥りやすい盲点
  • Web 会議ツールを核に 売上成長へ直結させる具体的手順

を整理しながら、「投資すべき領域をどう見極めるか」の指針を示す。

2. 営業現場の“あるある”に潜む本質的課題

  • CRM / SFA に記録が残らない、あるいは不正確
  • 入力作業が多く、提案準備や顧客対応の時間が奪われる
  • 音声入力アプリを試したが、結局ログを探す手間は減らない
  • 導入コストと利活用率のギャップを恐れてツール導入をためらう

HubSpot によれば、営業担当の 32 % が毎日 1 時間以上を CRM 入力に費やし、Clari は週 6 時間(年間 300 時間)が手入力に消えると報告している。また Salesforce State of Sales(第 6 版)は、純粋に販売に使える時間が全稼働の 28 % に過ぎないと指摘する。

入力漏れ → データ欠落 → 分析精度低下 → 誤判断 と続く悪循環が、「CRM は面倒な管理ツール」という負のイメージを強めてしまう。

3. Web 会議ツールを商談自動記録に活かす具体的ステップ

「録画+文字起こし」で終わらせず “商談 自動記録” を実現するには、以下の流れを押さえると実装がスムーズだ。

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ポイント

  • ノーコードPoCで既存APIとiPaaSを組み合わせれば、数日で検証可能。
  • 「音声は残さず、テキストを暗号化して保存」などガバナンス設計を先に固める。

4. 従来 CRM/SFA が抱える限界と“次世代五大要件”

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5. 自動記録ツールが乱立する中、見落としがちな 4 つの評価軸

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5-1. 議事録ツールとの本質的な違い

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6. 自動記録 → AI 解析 → 行動提案――4つの変革ストーリー

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7. 製品選定チェックリスト

  1. PoC で完全自動化範囲を検証
  2. Salesforce/HubSpot へ双方向同期
  3. Teams/Slack に自動要約・タスク通知
  4. 監査証跡・DLP・権限制御を担保
  5. 導入 3 か月で KPI 再測定し改善ループ

国内では Magic Moment Playbook などがこれら要件を包括的にカバーしはじめている。まずは小規模チームで PoC を回し、「自動記録 → AI 解析 → 行動提案」の滑らかさを体感するとよい。

8. まとめ──入力しなくても売れる時代へ

商談情報は、もはや“入力の対象”ではない。Zoom・Meet・Teams で生まれた会話データを AI が瞬時に構造化し、商談 自動記録 → AI 解析 → 行動提案のループを回せば、営業は「記録する人」から「価値を創る人」へと完全にシフトできる。

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